【#004 星占いのジャルダン】


古の大占星術師の血を引く、エルフと人の混血児です。
昼でも星の光を捉えることができます。星屑を拾い集めるのが趣味なので、昼夜が逆転した生活を送っています。
エルフらしく詩の才能があるものの、芸術的なセンスが欠落しているため自分の才能に気づいていません。
そのため、天然だと言われますが本人はまるで自覚症状がありません。

「ああ、ほら――また落ちてきた。何がって、星屑さ。小瓶いっぱいに星屑を詰めたら、願いごとが叶うって――」

 だから僕は、星屑を集めてる。
願いを叶えてほしい人がいるんだ。

「――って言ったら、星屑マニアだってばれないでしょう?」

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